
子どもに絵本を買ったのに、
全く興味を示さなかったという経験ってありませんか?
今回は、16年間保育士をしていた私が、
子どもたちに読んであげていて、「むちゃくちゃ集中してる~」と感じた絵本15選をご紹介します。
1つ1つ紹介しますので、子育て時の参考になれば嬉しいです。
絵本を読むと良いこと

まず初めに、
子どもに絵本を読むと良いことって何だと思いますか?
- コミュニケーションがとれる
- スキンシップがとれる
- 心や知識の成長につながる
- 想像力、好奇心、集中力がつく
- 豊かな言葉や表現方法がたかまる

良いことだらけだと思いませんか?
これは読んであげない手はないですね!
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「だるまさんの」
赤ちゃん絵本の代表のような存在の「だるまさん」シリーズ。
絵本を読んであげてもわからないのでは?と思うような赤ちゃんでも
「何かな?」と興味を持ってくれる絵本です。
私は、「だ・る・ま・さ・ん・が!」と首を振りながら読んでいましたが、
何度も読んでいるうちに一緒に首を振ってくれる日がやってきます。(多分!きっと!)

その時は嬉しいやら、かわいいやら、とても幸せな気分になりました。
「だるまさんの毛!」と髪を持ち上げる仕草をしたり、
その物の名前も自然と覚えてくれました。
このシリーズは、3冊ありますが、続編を期待するほど、子どもにとても人気です。
「いないいないばああぞび」
この、「いないいないばああそび」も、赤ちゃん絵本を代表する人気のシリーズです。
子どもとお母さんが一緒にする大好きなスキンシップのひとつ、いないいないばあを
絵本の中で、動物たちと楽しめます。
0歳~1歳に言葉を発し始めますが、「わんわん」、「にゃんにゃん」、「がおー」と
覚えやすい登場人物(動物?)が出てきて、
ページをめくる度に「ばあ~」ととても嬉しそうに一緒に手を動かして楽しめます。

特にかいじゅうさんのところでは、声を低くして「ガオ~」と
抑揚をつけてあげると「キャッキャキャッキャ」と大喜びです。
「ぴよーん」
ページ数が多い絵本ですが、いろいろな動物が「ぴよーん」と飛び跳ねる様子を
見て楽しむので、子どもたちは夢中です。
何度も読んでいるうちにぴよーん!と一緒に飛び、自ら体を動かして楽しんでいました。
「ぷくちゃんのすてきなパンツ」
トイレトレーニングが始まる時期に、子どもたちが楽しんでみていました。
ぷくちゃんがおもらしをしてしまいますが、お母さんが新しいパンツを次々に持ってきてくれます。

失敗したって大丈夫!次に頑張ればいいよ!と励まされる絵本です。
ぷくちゃんが頑張ろうとしている姿もとても可愛いです。
「ぱぱんのぱん」
食べ物が出てくる絵本は、どれも子どもは大好きです!
特にパンは親近感もあり、子どもが釘付けになります。

パンをもらおうとしている動物と一緒に手をたたいたり、
「どのパンが好き?」と会話も弾みます。
「もこもこもこ」
「もこもこもこ」と、単純な言葉が続く絵本です。

想像力の乏しい私は、この絵本のどこに魅力があるのか正直わかりません。
ですが、子どもたちは、言葉のリズムや、絵の雰囲気をとても楽しんでいました。
「きんぎょがにげた」
「どこに金魚がいるかな?」と大人も一緒に楽しめる絵本です。
絵の世界観もすてきです!
長い年月、子どもが好きな絵本のトップにある絵本だと思います。
「ぜったいにおしちゃダメ?」
「押してはいけない」というルールが子どものイタズラ心を刺激します。
わくわく、そわそわする絵本です。

今日は、どの本を読む?と子どもに聞くと、
この本を選ぶ子が多いほど、子どもには人気の絵本です。
3歳~5歳児の人気おすすめ絵本
「ころちゃんはだんごむし」
身近な昆虫の世界が、可愛いイラストで描かれています。

イラストが可愛いので、虫嫌いの子どもにも興味を持ってもらえます。
だんごむしの目から見た世界や、だんごむしの脱皮など、
虫の成長をを感じることが出来ます。
「ころちゃんはだんごむし」もシリーズ作品の一つで、
シリーズの、「くわがたのがたくん」「かたつむりののんちゃん」など、自然と興味がもてる絵本です。
「14ひきのせんたく」
14ひきのねずみの家族が仲良く洗濯をする絵本です。
絵の世界観が素晴らしい!
穏やかな絵の雰囲気に子どもたちも釘付けです。

読み終えると、なんとも優しい気持ちにさせてくれます。
「からすのぱんやさん」
「からすのぱんやさん」、ロングセラーですよね!
魅力は言うまでもありません!
絵も可愛いし、たくさんのパンパンパン!
1人で見ていてもとても楽しめます。
読んであげても、「どれが好き?これも可愛いパンやね!」と会話が弾みます。
昔からのおすすめ絵本です。
「くれよんのくろくん」
子どもの身近なクレヨンが、真っ白な画用紙に次々と絵を描いていきます。
仲間はずれになったくろくんですが、
クレヨンたちのけんかに良いアイデアを!

絵が出来ていく楽しさと、「みんな仲良く」という
すてきなメッセージが込められた絵本です。
「おおきくなるっていうことは」
「おおきくなるっていうことは」どういうことなのか、
読みながらひとつひとつ感じられる絵本です。

私は、この本を読むと決まって「じーん」としてしまいます。
小さかった子が大きなったな~と改めて感じ、じーんとしてしまうのです。
子どもたちも小さい頃とは違う!小さい子には優しくしないと!と
考えることが出来る絵本です。
「だんまりこおろぎ」
「こおろぎ」がいろんな虫たちに会いますが、
羽をこすっても音が出なくて歌えません。
みんなに挨拶したいのに、こおろぎくんの羽が音を出すことが出来なくて
少し寂しい気持ちになります。
でも、最後には、きれいな音が!!! 嬉しい瞬間です

音の出る絵本で、耳からも感動がもらえる絵本です。
「おおきなかぶ」
昔からの人気の絵本です。
次々と登場する協力者と共に、かぶを抜こうと頑張ります。
「うんとこしょどっこいしょ」のかけ声のリズムが
子どもたちの心を楽しくさせてくれる絵本です。
「かいじゅうたちのいるところ」
昔からある人気の絵本なのだそうですが、
私は正直この本を知りませんでした。
しかし、読んでみるといろいろな姿の怪獣が踊る場面など、
子どもがとても興味を持って見ていました。

カラフルですが優しい色合いで、私もお気に入りの絵本になりました。
絵本の読み方

では、どのようなことに気をつけて読めば
絵本を喜んで見てくれるのか?をお話しします。
0歳~2歳児

それは、読む側が楽しいと感じられるように読むことが1番です。
(大人が楽しむと、子どもはとても喜んでくれます。)
動作をつけたり、抑揚をつけるのも、すっごく興味を示してもらえますよ!
3歳~5歳児

0歳~2歳児の読み方と同様、
読む側が楽しいと感じられるように読むことが1番です。
3歳~5歳になると特に抑揚をつけて読む必要はありません。
ですが、時には抑揚をつけるといつもと違った雰囲気を楽しむ事が出来ます。
子どもと一緒に考えたり、話したり、
じっくりと子どものペースに合わせて絵本を楽しむと良いですね!
まとめ
今回は、16年間保育士をしてきた私が感じた、
子どもが好きな絵本15選をご紹介しました。
絵本を選ぶ際、何もたくさんの物を用意する必要はないと思います。
私が長い間保育士を経験して感じたのは、次々といろいろな絵本を読むのではなく、
一冊の絵本を何度も繰り返し読んであげる方が子どもたちは興味を持って見ると言うことでした。
何度も同じ物を読むことで、次の展開がわかるようになり、
「次はこうなる!」とわくわく感が高まります。
そして、自然と一緒に声を出したり、体を動かしたり、
大人との一体感を楽しめるのだと思います。
(同じ絵本だと、読む側が飽きてしまうので、間に違う絵本を挟む感じが良いかな( ^o^)ノ)

私自身、子育て中に、忙しさから我が子に毎日欠かさず絵本を読んでいたか?と
問いわるれると、なかなか難しかったと答えます。
自分の時間もままならない中、ゆっくりと絵本なんてと思う日もありました。
ですが、テレビやビデオ、(今はYouTubeなんかもありますね)など、
受け流す環境の多い中、親子の会話や、ゆっくりスキンシップを取りながら、
子どもと一緒に絵本を楽しむ時間は
何物にも代えがたい幸せな時間だったと、今はとても感じています。

皆さまもお子様との時間を、絵本を通じて楽しんでみてはいかがでしょうか?
でも、頑張りすぎは禁物!
私が保育士時代に子どもが喜んで見ていた絵本、参考になれば嬉しいです。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
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